タビビトノキ

これはマダガスカル島に生えている木です。形も名前もユニークです。不思議な名前の由来は、葉に溜まる水で旅人の喉を潤したからという説と、葉が東西に広がっていて方向を示すからという説があるそうです。
水で渇きを癒やし、広げた葉でこちらに行けば大丈夫だよと教えている。
ぶどうのいえもこの木と同じだと思います。30年以上前に、病院で子どものベッドの下に寝ていたママ達が身体を休める場所がほしいと声をあげたのが、ハウス活動の始まりでした。
そのママ達がほっとできる場所、喉を潤しおしゃべりをして次に進む元気を得られる場所。
ぶどうのいえが目指すのはそんな場所です。
まさに「旅人の木」でありたいと思うのです。 (イラスト 木村義介氏)